中性脂肪値が逆に低いけど大丈夫?原因と対策は?

中性脂肪が高い場合には、動脈硬化などが起きやすいことから危険だと言われていますよね。

 

中性脂肪については、「とにかく高いことがダメ!」というイメージが強いのではないかとと思いますが、実は中性脂肪は低すぎてもいけないということをご存知ですか?

 

中性脂肪が高いVS低い

 

高いことがダメなのに、どうして低すぎると問題があるのか気になりますよね。

 

ここでは、中性脂肪が低い場合にはどのような問題があるのか、中性脂肪値が低くなる原因や、対策などについて確認していきたいと思います。

 

中性脂肪が低いと何か問題があるの?

 

まず、中性脂肪値が高すぎることは問題があるとしても、中性脂肪値が低い場合にはどのような問題があるのでしょうか。

 

中性脂肪値の正常値は、成人の方の場合50mg〜149mg/dlとされています。
一方で、中性脂肪値が低いというのは30mg/dl以下の方の場合になり、若干下回っているという程度なら特に問題はないと言われています。

 

ただ、中性脂肪の値が基準を大きく下回ってしまう場合には、以下のような症状がみられる場合があります。

 

  • めまい
  • 息切れ
  • 動悸
  • 倦怠感
  • 偏頭痛
  • ふらつき

 

中性脂肪値が30mg/dl以下でこのよう状態や症状が見られる場合、「低中性脂肪血症」という状態になっていることがあります。

 

とは言え、低中性脂肪血症は中性脂肪値のみで決まるわけではなく、他の検査の結果と一緒に判断されますので、医師による診察の際などに何か言われない限りは特に心配する必要はないでしょう。。

 

中性脂肪の大切な役割

 

また、中性脂肪は本来人間が生きていくために必須となるエネルギー源となる働きがあります。
中性脂肪の値が高すぎるのは当然問題ですが、逆に低すぎてしまうとエネルギー不足になったり、身体にとって必要な役割を果たせなくなってしまうことがあります。

 

ガス欠で動かなくなりそうな車のメーター

 

 

中性脂肪は、主に以下の3つの役割を担っています。

 

  1. エネルギーを溜めておく
  2. 内臓などを衝撃から守る
  3. 体温を維持する

 

このように人間が生きていく中で必要な役割を果たしてくれるものなので、高すぎても問題ですが、低すぎても問題だと言われているのです。

 

中性脂肪値が低すぎると、エネルギー源が少なくなってしまうため、先ほどのようなめまいや息切れ、倦怠感などの症状がみられるようになってしまうのです。

 

中性脂肪が低くなる原因は?

 

では、中性脂肪が低くなってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

中性脂肪が低くなる原因としては、以下のようなものがあります。

 

  • 無理なダイエット
  • 栄養不足
  • 偏食
  • 運動のしすぎ
  • その他疾患

 

偏食や無理なダイエット、栄養不足などで中性脂肪値が低くなりすぎてしまうことがあります。

 

中性脂肪は本来エネルギー源としての働きを担っているため、この中性脂肪が低いということはエネルギーが不足しているということにもなりますよね。肌荒れや乾燥、老化などのトラブルに繋がることもありますので、無理なダイエットはおすすめできません。

 

そもそも必要なエネルギーが少ないとなれば、日常生活を正常に送ることができなくなってしまうことも考えられます。
無理なダイエットで食事を抜いたり偏った食事ばかりしていると栄養不足になり、その分を補うために中性脂肪がどんどん消費されていってしまい、蓄積や活動に必要な分の中性脂肪が確保できなくなってしまうのです。

 

中性脂肪の不足で疲れて座り込んでる女性

 

さらに、遺伝や体質によっても、中性脂肪が低くなってしまうことがあります。この場合、もともと中性脂肪が低いということになりますので、エネルギー不足が起きやすく、疲れやすいなどの症状がみられやすくなります。

 

また、運動のしすぎによっても、エネルギーを大量に消費してしまいます。食事から摂っても全て運動のためのエネルギーに使われてしまうことから、蓄積する分がなくなってしまい中性脂肪値が低くなるのです。

 

普段から激しいスポーツを行う方の場合、たくさん栄養を摂取しなくては、中性脂肪値が低すぎる状態になりやすいと言えます。

 

中性脂肪が低い=病気の場合も・・・

 

中性脂肪値が低くなること自体にはあまり問題はなく、少し下回っているくらいの数値なら気にしなくても大丈夫だと言われています。

 

ただ、あまりにも中性脂肪値が低すぎる場合、何かしらの病気が原因となっている可能性も考えられます。

 

中性脂肪値が低くなってしまうことに関係する病気としては、以下のようなものがあります。

 

  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
  • 肝臓疾患

 

正常であれば、摂取した脂肪が小腸を通って肝臓に蓄積される仕組みになっています。そして肝臓で中性脂肪へと変化するのですが、その肝臓に問題が起きている場合があります。

 

また、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで新陳代謝が活発化し、コレステロール値や中性脂肪値がぐっと低下している可能性もあります。

 

このような病気の可能性もありますので、数値が低すぎて気になる方は、一度医師の診断を受けることをおすすめします。

 

中性脂肪が低くなっている場合の対策は?

 

それでは、中性脂肪値が低すぎる場合にはどのような対策をとればいいのでしょうか?

 

中性脂肪値が低くても、肝臓などに異常がないという場合には、食生活の見直しを行うことが適切です。

 

チキン南蛮と野菜とごはん

 

中性脂肪のもとになる、脂質・タンパク質・炭水化物などの栄養素をしっかりと摂取することが大切です。バランス良く摂取することで、中性脂肪値を正常値にしていくことができるようになります。

 

ダイエットなどで無理な食事方法をとっていたり、バランスの悪い食事をしている方の場合、それが逆効果となり身体を老化させたり不健康な見た目にしてしまうことも多くあります。脂質をとらない食事など続けていると、ビタミンの吸収が妨げられてしまうこともあるのです。それでは肌にも良くないですよね。ダイエットが成功したとしても、ボロボロの肌では魅力が薄れてしまいます。

 

中性脂肪値が低い場合の食事改善のポイント

 

食事改善のポイントとしては、3つあります。

 

  1. 朝・昼・晩の3食をしっかり摂る
  2. 炭水化物をしっかり食べる
  3. 栄養バランスを考えた食事にする

 

これらが、中性脂肪が低すぎる場合の食事改善のポイントとなるのですが、1点気をつけておきたいことがあります。

 

それは、炭水化物についてです。炭水化物は糖質ですが、麺類・米飯・パン・イモ類などは血糖値が急上昇しやすいため、あまり過剰に摂取することは控えなくてはなりません。

 

ラーメンとごはんの炭水化物セット

 

つまり、食事はバランス良く摂取するということが大切なのですね。

 

多少中性脂肪値が低いからといって心配しすぎることはありませんが、痩せ過ぎてしまったり体調が優れないという場合には迷わず医師に相談するようにしましょう。自己判断が思わぬ結果を招くこともあります。

 

 

 

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